2008年6月18日、商業界
2012年以降、毎年2~3冊のペースで会員向け
2010年10月25日 第2刷 商業界刊 1,600円+税
学校で習うのは「知識」ですが、商いの現場で習得するのが「知恵」です。
商いは「知識」があるものより、「知恵」があるものが生き残るのです。
よく税理士の先生や会計士の先生から、
「もう1%粗利益率を上げられないか」「もう1%コストを削減できないか」「そうすれば損益分岐点を超えられるんですが・・・」と指導されたことはないでしょうか。
粗利益率を1%上げたら売上げは1割下がるのです。
コストの削減で真っ先にヤリ玉にあがるのが、人件費と広告宣伝費です。コストを削減し始めたら商いはジリ貧に陥ります。
なぜでしょうか。
商いは「心理学」だからです。
粗利益率を上げるという指示を出したら、品質を落とすか、単純に売価を上げます。すると支持率と買上点数がガタ落ちするのです。
コスト削減で人件費を削減したら、従業員は将来に対する不安を感じ始め、不安が不満になり、離脱者が続出するからです。広告宣伝費を削ると客数が減ります。知ってもらえないと買ってもらえないからです。
この本は、私が須田泰三先生のカバン持ちをしながら、現場で培った「知恵」を一冊にまとめたものです。
ジリ貧に陥ったお店を再生するには、公式はありませんが解答はあります。
解答は、「『率の商売』から『額の商売』に転換すること」、「売上げが減ったらコストを削減するのではく人(従業員)を増やすこと」、なのです。
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